侘び寂びの予感?:「Cafe宮郷」Part-II (2)

このメニューを見て、、、
「・・・?」
そうなのです!
手造りケーキのみ! これ、珈琲紅茶の「おちゃうけ」となるもの、決して腹膨れる「食事の類い」ではない、、、。
きょうびの事、巷の喫茶店の多くは、大なり小なり「軽食」らしき食事メニューを羅列しているけれど、宮郷さんにはそれがない。 けれども、珈琲紅茶に対しての「お抹茶」あり。 そして、お抹茶に続く「甘党メニュー」、、、。 これまた「お抹茶」のお茶うけ的存在であるか。
このメニューを拝見しつつ、あらためて想った。
宮郷さんは、あくまでも「ぎゃらりい宮郷」なのだ!
ギャラリーに展示されてある、その時々の「美術工芸品の類い」を鑑賞する「お茶受け的」空間として、この茶房コーナーの存在あり。 だから、「茶房メニュー」と題して、こんなにシンプルなメニューを用意されている・・・
なぜか、このメニューを拝見していると、和の美を感じてくるから不思議である。
すなわち、メニューの造作の中にある「侘び・寂び」の世界を感じ始めたのです。
「・・・?」
侘びとは、なにか?
寂びとは、なにか?
恥ずかしながら、私には未だによく解りかねるし、こういう美術論芸術論的自問自答は無用にしていかにも無粋である!
たぶん、侘寂世界とは、日本独特の精神的美意識の中、それを形而上的に喩え表現する抽象名詞であるか。と、消化不良のままに感じている、、、。
美とは? それを感ずることから始まるのであり、なにも学問的精神的うんちく問答の為に存在するするのでは無いであろうよ、、、。
とかなんとか言い訳しつつ、その実、この歳になってようやく「和風の美しさ」に視線向くようになり、詫び寂びの世界を探求しようと想い始めた今日この頃なのです・・・
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<・続く・・>
(投稿:執事のトーマス)
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