百花繚乱?はたまた千紫万紅?

<添付画像>満開のツツジ(さつき?)植込み
(撮影月日)平成26年4月下旬
(撮影場所)広島市中区中国電力本社界隈
(撮影機材)FUJIFILM X100s
(撮影者) トーマス青木
本日もまた季節外れの花写真投稿!? お許しください。
4月下旬の『月回向』をお寺で開催(開催とは言わないのでしょうが適切な言葉が浮かんでこないので恥ずかしながらイヴェント風でお許しいただきたい)した。少し早目にヒロデン中電本社前電停に到着。そこから徒歩にてお寺に向かう道中、中国電力本社北側フェンス沿いに咲く、見事な満開のツツジを観た。思わずカメラをとり出し、撮影に臨む。この花の咲き乱れる凹凸面の何処にピントを合わせてよいやら、なかなか巧くできず。さればパンフォーカスにてピント合わせするか?さりとてボケ味も表現したい!とか何とかあれこれ迷いに迷ってシャッターを切った。
結果、満足するもの、皆無。
且つ、ツツジを撮ったのやらサツキやら、解らない。
来年の4月の同じ時期に、あらためてチャレンジしたい撮影ポイントが見つかった。という事で、一件落着にしたい。
ところが、である。 本日もまた季節外れの花弁投稿に際し、言い訳の理由を考えたけれども既に言い訳の必要は無し。 開き直って春の花の美しさをあらためて感じ入るあれこれを書き殴ればいいと、、、。 ところが!である。 春の花に因んだ気になる四字熟語が頭に浮かび、浮かんだのは好いけれども、さて、いざとなると自分の文章中にて運用の方法が解らない。
つまり、いやなに、
昼過ぎから気になる熟語あり。
それは 『百花繚乱』 と 『千紫万紅』 ……
久しぶりに辞書引き調べ始める。
なるほど、不肖トーマス青木めの解釈は、どうやら「当たらずと雖も遠からず」にて、間違ってはいないけれども正確ではなかったし、今も尚、ほんとうの意味を解釈できたかどうかについて問われると自信がない。
でもって、この3枚の画像をご確認いただきたい。

上記画像を視て、『百花繚乱なり』……と云えるか否か?
先ずは以下goo辞典をご一読あれ。
ひゃっか-りょうらん【百花繚乱】- goo辞典より
百花繚乱 意味
いろいろの花が咲き乱れること。転じて、秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること。▽「百花」は種々の多くの花、いろいろな花の意。「繚乱」は花などがたくさん咲き乱れている様子。いろいろな花が、はなやかに美しく咲き乱れることから。
百花繚乱 句例
◎百花繚乱の様相を呈する
百花繚乱 用例
明治の文壇に百花繚乱の春を来らしめよ。<戸川秋骨・近年の文海に於ける暗潮>
百花繚乱 類義語
千紫万紅せんしばんこう 百花斉放ひゃっかせいほう 百家争鳴ひゃっかそうめい 以上、引用終り。
ムム?
この画像は百花繚乱と云えるかどうか?
言えないと思う。 なぜならば、百花繚乱の『百花』は、咲き乱れる花の種類が数えきれないほど多い。というベースな意味が含まれていると考え、この画像にある花はツツジの花のみ単一種類だから、『百(程度または以上)の種類の花々』とは、いささか違うであろう。
さて、
もう一枚、同一場所の画像をお見せする。

3枚目の画像を視ながら、そこでまた、考える。
千紫万紅は如何か?
以下、
同じくgoo辞書を引用したのでご一読願いたい。
せんし-ばんこう【千紫万紅】
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千紫万紅 意味
さまざまな花の色の形容。また、色とりどりに咲いている花のこと。▽「千」「万」は数の多いことを示す。
千紫万紅 句例
◎千紫万紅の花壇
千紫万紅 用例
「繚乱りょうらん」という言葉や、千紫万紅という言葉は、春の野の花を形容したものであろうが<谷崎潤一郎・吉野葛>
千紫万紅 類義語
百花繚乱ひゃっかりょうらん -引用終り
どうやらこの千紫万紅に近い状態か?
つまり、
花の色が色トリドリにて様々だ、と称する大げさな支那大陸風な四字熟語であるからして、百花繚乱よりは当該写真画像表現により近いものと考えられる。
しかし、どうも違うようだ。 そしてこれでは済まされない。 一年かけて、百花繚乱且つ千紫万紅なる意味をより適格に解釈し、且つそれに適格する花々風景を見つけてみたい。
なにはともあれ、来年もまたこの花の満開時期を見計らって、広島市中区小町界隈を徘徊してみよう。
(トーマス青木)
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