広島100年史特別展見学?(広島郷土資料館へ、、)

<画像>広島郷土資料館正面入口にて
(撮影月日)平成24年11月12日午前11時頃
(天 候) 秋晴れの快晴
(撮影機材)iPhone
(撮影者) トーマス青木
先週から行きたくて行きたくて仕方なかった『広島郷土資料館』へ行ったのは昨日のこと(2012.11.12 Mon.)、いざ、2度目の訪館に先駆けて『特別展・広島の路面電車100年』の看板を記念撮影する。

ところが、だ。
いかにも訪問者が居なさすぎる。
「ま、特別展と云うけれど、広島郷土資料館の特別展を月曜日の朝っぱらから訪問する心豊かな暇人は自分以外に存在しないのか?ま、居たとしても、その人の数はたかが知れているのだ……」等々、さらに、
「ひょとすると、本日月曜bの午前中この時間に於いてして入館者は自分ひとりかも?……」等々、
一刻も早く入館したいと思いながら、ポケットから出した100円玉一つ(大人一人、当館の入場料です)を固く握りしめ入り口の前に立ても何故か、ドア(自動ドア)は開かない。
「ウム?どうしたことか?!」と、狸か狐の化かしに包まれた気分にて、暫し入り口ドアーのガラス越しに内部ロビーを見渡せど、灯りなく真っ暗で、あまりにも人の気配がなさすぎる。
「……?…」
明治時代の広島市内の写真画像が観たくて観たくて堪らなくなり、朝っパラから自宅を出る。一目散に広島市南区宇品御幸町(当館の所在地)を目指しつつ公共の乗り物(市内路面電車であるぞ)に揺られつつ、広島の街並み風景今昔と路面電車との、写真画角空間のバランスをあれこれ空想しながら、まっしぐらにココに辿り着いた。けれどもドアが開かない。
それが切っ掛けになって、ようやく我に返る。
閉まっているドアの右手に目をやると、
『休館日:毎週月曜日』と、明記されているではありませんか。
そうそう、
当館は、否、当館に限り、月曜日が休館日だったのです。
なぜ「当館に限り…」と云うか?その理由は、
広島市のこの手の施設、すなわち公民館や体育館(例:良く訪れるBigWaveプール施設等)はたまた図書館の休館日は火曜日のはず。いや、ひょっとすると最近訪れていない図書館は月曜日だったかも?(どちらかにしてほしいなあ~)
てな按配で、
ものの見事に、路面電車の行きかう明治時代や大正昭和の、レトロ写真画像は観れませんでした。
「……!」
「そう、そうかもしれません、いよいよ老人的ボケが入ったのかも……」
私の場合、こんな勘違いやワスレモノは若かりし頃から多々あったわけで、別に気にしてはいないのでありますが、あらためて出向かなければならない『二度手間』により、その失った時間は取り返しがつきません。
それがしかし、二度手間ではなくなったのです。
つまり、
休館日に出向いたおかげで『良いこと』がありました。
以下、そのお話です。
帰路、路面電車(宇品港発~比治山下経由~広島駅行き)に乗り、久々に比治山下沿線にて紅葉寸前の比治山と京橋川を眺めながらJR広島駅に向かいました。
ボンヤリ見ていた車窓に流れる風景は(実は)若かりし頃に生活空間の真っ只中にあって慣れ親しんでいたものです。懐かしくて懐かしくて堪らなくなり気が付けば、路面電車電停『比治山下』で下車したのです。
もちろん徒歩にて(酸素ボンベを背負って)、右手に比治山を見上げ、左手に京橋川を見やりながらトコトコと、無意識にJR広島駅に向けて前進する。左手の川面から照り映えてくるソフトタッチな秋の日差しを受けながら、ようやく段原大畑町へたどり着く。猿猴川(えんこうがわ)にかかる大正橋(たいしょうばし)を面前から右手に見渡しつつ、的場(まとば)の電停まで歩いたのです。的場から電車に乗ろうと思ったのですが、良く考えれば(いや、考えなくてもここまで来れば)このままJR広島駅迄歩いて行っても10分間程度、電車に乗ってもほぼ同じで電車を待っている間に広島駅に着いてしまう(普通に元気な人の場合、ですが)のです。
「ならば歩こうぜ!」と、重大な決断を下す。
おもむろに酸素ボンベ内の酸素残量を計算しながら(バンべの酸素を吸い吸い)徒歩にて猿猴橋まで遡上し、猿猴橋西詰から東に渡り、広島駅前広場まで時々再々立ち止まりながらトボトボと前進する。東区の路面電車沿線に沿って、かわりゆく街並みの佇まいを眺めつつあれこれ思い出に耽りつつ約45分間、
「昔懐かしい場所を歩いたのだ!」
何故か、その一点に誇りと自信をもったのであります。
それが昨日の収穫です。
いよいよJR広島駅に辿り着いた頃、
「もう帰ろうぞィ、敢えて昼食は自宅に帰っていただこう」
などといつになく拘りをもって(そのじつ、酸素残存量との兼ね合いもあって)、JR山陽本線下り列車時刻を探ったところ、ちょうど良いあんばい(塩梅)に、すぐさま発車する下り電車が1番ホームに着いている。あわてずさわがず落ち着いて乗車し、西広島駅に経由にて自宅に午後1時頃ようやく辿り着きました。(全行程4時間弱…)
広島郷土資料館『休館のおかげ』で、帰路はウオーキングをエンジョイしました。
今(私にとって)、酸素を使いながら(補給しながら)、つまり酸素不足にならないよう配慮しながら)体を動かす事は健康に過ごすために必要不可欠なものとなりました。
その意味で、
まず第一に、『有意義なウオーキング』を実行。健康管理に直結し、
第二に、元々この地は生まれ故郷にて、幼少の折を過ごした『比治山下沿線』を見学。
結果として、なんとも懐かしい思い出に浸ることができました。
「ありがとう!広島郷土資料館よ。今月中に(特別展の電車写真を観に)また(出向いて)いくけんのぉ~」(正調広島弁です)
(投稿:トーマス青木)
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<追記> トーマス青木の場合、入場料100円は無料です。すなわち入館の際、身体障害者手帳と原爆手帳の何れかを提示すれば無料になるのです。しかしながら、赤字財政的広島市に対して小さな応援を思いつき、僅か100円されど100円を、広島市に支払いたく思うのです。
広島近郊にお住いの読者のみなさまには是非一度、当資料館をご訪問下さい……
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