画題は、「凛」;111人の水彩展より(2)

<添付画像>『111人展』出展作品:『凛』(作:堂々クニエ)
(撮影日時)平成24年10月2日
(撮影場所)広島市中区・鯉城会館(F/B1)
(撮影機材)iPhone
絵画タイトルに『凛』の一文字!
絵画作品の表題に、この文字を遂にみた。
云わずと知れた『堂々クニエ』画伯作品に於いて、だ。
『111人展』展覧会場の、この作品の真ん前に立った時、直ちに「D先生の作品」だとわかった。作品タイトルを見た瞬間に「やはりそうなのだ」と自分自身の脳裏に存在する「とある気分」を再認識した。
「堂々クニエ女史の正体、見たり!」
と断定すれば、なおさら気分高揚し、さらに、
「長年私が思っていた通りの人物だった」と、
一人つぶやきながら、
自分の想像した人物は、すなわち、
『ただ、独り、凛として真っ直ぐに、己の人生を迷わず進む、毅然とした人(女性)』なり。と、長年に亘って思い描いていた空想は、間違いなかった。という事実に、安堵するのであります。
かくして齢80云歳におかれても尚お元気にて、凛且つ矍鑠とされ、絵画創作にあたられている。そんな女流画家を仰ぎ見ている自分(トーマス青木)自身を誇らしく思ったのだ。(固く申し添えておきますが、D先輩は、『この作品に描かれた人物とは、容姿尽く異なる女性にて、まったく似ても似つわない女史であります……)
『111人展』(水彩画展覧会『2012年111人の水彩展』)を見に行ったのは昨日(平成24年10月2日火曜日)の朝一番、午前9時過ぎの出来事だ。展覧会会場は中区の鯉城会館地下一階。会場直後の朝の時間は以外にも鑑賞者少なく、会場の展示スペースは思っていた以上にゆったりと作品展示され、会場内の移動は捗りマイペース。気分良く落着いて鑑賞できた。開催期間は本日10月5日(金)まで。今日もまた(歯医者に行ったついでに)、もう一度、鯉城会館に足を延ばしてみたくなるほどに気楽に鑑賞できる展覧会だ。もちろん優秀な作品多々展示されていて、十分見応えありますぞ。
既に過去記事にしたためているかもしれませんが、絵画展での『自分流鑑賞方法』をご披露すれば、
A) 先ずはその作品が、好きか?嫌いか?の単純な理由でもって展示されてる作品を見て回ります。好きな作品が見つかったら、立ち止まり、しばらく鑑賞します。
B) 次に、上手いか、下手か? この展覧会の出展者のみなさんはたいへんお上手である。(確かに111人展はクオリティーが高い!と毎回感じます)
C) さらに、明るい絵か?暗い絵か?〔あくまでもその絵画に漂う雰囲気の問題です〕
D) ややこしい絵か、シンプルか?複雑か単純か?
E) 重厚か、軽快か?
F) 几帳面か雑駁か?(受け止め次第です)
G) 手抜きして?未完作品か?はたまた完成しているか?
H) それぞれの絵画作品には必ずや、描き手の芸術性・性格・個性、等々全部、洗いざらい、その出展作品に反映される。
このように(私にとって)絵画鑑賞は、おもしろく、こうして毎年繰り返して『同系列の絵画展』を鑑賞したくなるのです。
かくして自分の脳裏に印象として刻まれた作者の作品は、翌年違った作品を観ても個性は変わらないからその作者の名前が言い当てられるほどに判り良いものでして、ヴェテランになればなるほど、その画家の個性はその作品に反映し、同傾向を示す作風はより強い個性として固定化する、と考えます。
このあたりが、異なる年度の同展覧会の会場へ(私が、私自身を)出向きたくさせる、その大きな要因はたまた動機ですね。
さて、堂々クニエ作品は(その鑑賞感想は)如何?
(たいへん難しい感想文になるか……)
大雑把に書きなぐった(上述の)私自身のモノサシに照らし合わせると、どういう作品なのか? あらためて記事(連載)投稿します。 (投稿:トーマス青木)
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