広島城址の、梅

<添付画像> 広島城址の梅
(撮影月日)平成24年2月25日
(撮影場所)広島市中区
(撮影者)Takashi
いつまでも寒い日が続く。
気象学的には、シベリア高気圧が巨大化し南下しているのが影響しているらしい。でも、そんなことはどうでもよい。「早く春を見つけたい」との想いで過日(2月25日土曜日)、広島城址を散策した。
広島城の裏門をくぐり内堀を見ながらしばらく行くと、右手に、大きな幹の木に出会う。説明札によると『被爆した柳』である。原爆で焼け落ちた広島城は、その石垣だけ残ったと聞いていたけれども、やはりここにも生き残った樹木があったのだ。あらためて生命のたくましさを感じつつ、散策を続ける。
春の兆しをなにか見つけようとするが、なにも見当たらない。
半ばあきらめかけて歩いていると、小さい梅の木(もっとも城内でみるので小さく感じたのであろう)が1本だけ、数輪の花を咲かせているのを見つけた。急いでバッグから三脚を取り出し、撮影を開始する。撮影している時、被写体に向かってシャッターを切っているとき、私の時間感覚は麻痺する。どのくらい経過しているか、わらなくなる。やがて「早春の梅を射止めた!」と、ようやく手ごたえを感じた。
早い春を見つけたい人は、私だけではなかった。
数輪の梅の花に歓声を上げながら、撮影中の私の傍を、数組の人々が通り過ぎて行った。
お堀の水鳥も寒そうに群れをなし、水面で羽を丸め、静かに浮かんでいた。
(投稿:Takashi)
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