烈雪の『宮島表参道商店街と五重塔』 by Mr.KG

<添付画像>:宮島表参道商店街より五重塔を望む
(撮影日時)平成24年1月25日正午前
(天 候):猛烈な雪(午後から晴ました)午前の気温約2℃
(場 所) :宮島表参道商店街『鳥居屋』(お土産物屋さん付近)
(撮影機材):Canon IXY31s
(作 者) :Mr. T. KG
吹雪の中の大鳥居に続く、KG氏作品です。
写真画像後方上部『宮島の五重塔』をご覧ください。この時間帯は順光(逆光ではなく)にて、本来ならばくっきりと真紅の塔の出で立ちを望める絶好の場所にも拘らず此の烈雪に太陽光と空間を遮られ、かくしてスリガラス的状況により白濁してボンヤリと浮かび上がって見えるのも、これまた宮島風な幽玄の極みではありませんか。
撮影当日の曜日は水曜日、宮島商店街の定休日。 といえども通常月は50%の商店が(たぶん交替で)休み返上しお店を開けているのです。 お正月中は宮島への来島客多く当然ながら商店街は休み返上し営業にいそしみ休む間もないなので、正月の賑わいが一段落した1月中旬の水曜日(たまたま我々が訪ずれた、この日)は、ほとんどのお店(80%以上)がお休みでした。
「人っ子一人もない商店街を撮影しても如何なものか?」と、
ここは芸術心旺盛なるKG氏にて、真向かいから若き女性二人連れの現れるを待ってシャッターを押したとのこと、流石(さすが)です。
風景に人物を写し込むことにより、画像に躍動感を与えるのであります。 撮影者の立ち位置と2人の女性の距離を以って遠からず近からず絶好のディスタンス(distance)は、これらを瞬時に計算しつくしたカメラマンの深読みが伺え、かくしてこの感性の良さは『レンズを武器に持つ狩人』独自のもの、研ぎ澄まされたハンターだけが隠し持つ独特の対美感度なのであります。
(寸評投稿 by トーマス青木)
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