古本屋の「旅遊亭」;開店ひと月め?…
ご承知、旅遊亭が古本屋を始めたのは先月のこと、6月の15日でした。 今日は7月15日ですから、丁度1ヶ月経過したのです。
うっとうしい梅雨の天気が「うっとうしい……」と感じないほどに(気分は)忙しく、三文オペラ風ドタバタ喜劇の1ヶ月でした。 何が忙しいか?それは、手元の書籍を『あまぞんに登録する作業』が忙しい。何しろ『新本』ではなくて、世界にたったの一冊しかない『古本』ですから、いちいち「書籍の状態」を述べ紹介しなくてはならんのです。これをないがしろにしてはいけません。今は少し慣れたけれども最初(6月中旬)は、どういう風に本の紹介をするのか、わけが分からなかった。そして昨日現在、はれて?!『212冊の書籍登録』を済ませたのです。(どうやら1000冊より多いか少ないかが、一つも目安のようです)
「……?」
「いやいや、おかげさまで取引成立はちょうど10件。買って頂いた本の冊数は14冊でした」
「……?」
「はい、売り上げですか?あまり申し上げたくないのですが、しいて言えば『東京から広島辺りまでの新幹線片道代金』程度でしょうか……」
「…!…!?」
「いえいえ、どんなに間違っても、グリーン料金ではありません」
まあ、アマチュアであまぞんどっとこむ関連で古本を売っている人の平均的収入を少し上回っている程度か?と、勝手に思いつつ自己満足し、喜んでいます。とはいえ、手元に置いておきたかった「手放したくない本」から続々売れて行って、かなりさみしい思いをしているのも本音です。
とはいえ、そもそもイザという時には「何も財産を残さないで『黄昏の彼方』へ出立しよう!」という性根からスタートしたこと。自分が良いと思った本を『他人(ヒト)さま』にも良いと思って頂いたのですから光栄の至りであります。
てなことで以下の通り、
A. まずは、ご注文頂いた日付、
B. 書籍のタイトルと印象など、ご紹介します。
そして来月は? こんな作業できないくらい、注文が来れば嬉しいです。
A.6月22日
B.【幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語】
3年前?に購入。ざっと一通り(たぶん斜めに)読んだだけの美しい本でした。値段付けが安すぎた。
A. 6月27日
B.【新バルナック型ライカのすべて】
購入して、かれこれ15年以上も経つ。ハンガリー滞在時代に中古カメラ蒐集に凝っていた頃の参考書の一つです。そのうち書評を書いてブログ発表しようと思っていた矢先、売れてしまいました。そして今、ますます貴重本でプレミアム価格が付いているほどの一冊です。ほんとうは手放してはいけないんですよ。そんなこと言ってたら古本屋はできませんねぇ…… (ボヤきです)
A.6月29日
B.【カラマーゾフの兄弟 (光文社古典新訳文庫)】(1巻~5巻まで、全巻5冊)
3年前になりますけれども、旅遊亭ブログに「読書感想文」を投稿している、例の『あの本』です。これも売れちゃいました。 きっちりと1回だけ通読した「きれいな本」でした。ついうっかり「書き込みした箇所を明示すること」を忘れ、そのまま発送してしまいましたがお客様はご承知。ありがたくもコメントを頂いた中に書き込みあったことのご指摘を受けました。にもかかわらず、評価は5星を頂戴しました。感謝です!
A.7月5日
B.【わたしが海外生活で見つけたもの―女性100人の海外体験】
そう、この本を買って頂いたのです。ほんとうにびっくりしました。びっくりした理由の気になる読者は、もう一度辛口書評記事をご参照ください。(こちらから入れます)
A.7月7日
B.【坂の上の雲(2)】
文庫本の1~2巻(2冊)だけ、あまぞんに登録していました。何故か2巻だけ、売れてしまいました。そういえば、3巻から以降は一体どこにあるか?自宅には置いていないようで、たぶんバリ島にあると思います。
A.7月8日
B.【深呼吸の必要】
実はこの一冊だけ、商売のためにわざわざ「仕入れてきた商品」なのでして、仕入れた当日にあまぞんに登録し、(たぶん)その翌日に売れてしまった。 美しい装丁の本で、いかにも誌心を掻き立てるロマンティックな雰囲気の『詩集』でして、「売れるまでボツボツ、すこしずつ読んでみようか?」と思っていたら何のその、直ぐに売れちゃいました。
A.7月9日
B.【ホームページ担当者が知らないと困るHTMLの仕組みとWeb技術の常識】
これこそ手元に置いていなければならぬ本! それなりの価格で売れました。おもしろいです。旅遊亭の付けていた価格よりももっと安い価格があるにもかかわらず、我が社にご注文を下さるなんて、ありがたき幸せです。新しい本なら、全国津々浦々どこの書店で購入しても同じことですけれど、商品の見えないヴァーチャルショップにて、イザ古本購入となると、その購入先決定要因たるや、私のような物販のド素人にはその決定理由など皆目見当が付きません。なにはともあれ旅遊亭でお買い上げ頂き、たいへんありがとうございます。
A.7月12日
B.【Webデザインの基本ルール-プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック (Design Lab+ 1-3)】
これも早かった。 ほとんど読んでいない(デザインを見ただけ)、私どもの「ちから(実力)」では、箸にも棒にもかからない雲の上の人が読んでようやく面白い!?そんな一冊でした。 気分は上述とほぼ同じです。 ここにあったら宝の持ち腐れ!早々と買って頂いて良かった。
A.7月12日
B.【ぼくらの鉱石ラジオ】
ずいぶん前に(2~3年前)、ふとしたことからアマチュア無線の資格をとった(但し3級)。その時に無線機を買ったのですが(今でも手元にある)、同時に、なんだか昔ながらの真空管ラジオを作ってみたくなって何度かその筋のお店に立ち寄ったのですが、やはり手ここに合わない。そこで昔作った鉱石ラジオが懐かしくなり、今更鉱石ラ字をを作るつもりはないが、そのつもりになって購入したのがこの一冊。ほとんど記事(文字)はなく、ページをめくれば美しい?昔ながらの鉱石ラジオの画像が載っている。蔵書として一生持っているつもりで「蔵書サイン」を期しているにもかかわらず、ご購入頂きました。
A.7月12日
B.【色々な色―Colors of nature】
これもほとんどページを捲っていない「美しい本」でした。数日前、手元から飛んで行きました。
以上、 この1ヶ月の「古本ビジネス」の総括です。
「……?」
「そうです。まとめはこれが初めての最後にします」……っちゃって、こちとら面倒でやってられないし、記事読むほうも辛いですよね……
〆て、
ほんとうにお客様は良い本を御存じです。 この14冊がなくなった以降のビジネスはどうなるか? 良い本から出て行けば『くだらない本』ばかり残ってしまう。売れない本ばかりになってしまったら、2ヶ月目は注文が無くなるかも?
そこでカフェ&マガジン旅遊亭の読者諸兄姉にお願いです!
旅遊亭の古本や(こちらから入れます)で本を買って下さい。
(旅遊亭の古本係)
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うっとうしい梅雨の天気が「うっとうしい……」と感じないほどに(気分は)忙しく、三文オペラ風ドタバタ喜劇の1ヶ月でした。 何が忙しいか?それは、手元の書籍を『あまぞんに登録する作業』が忙しい。何しろ『新本』ではなくて、世界にたったの一冊しかない『古本』ですから、いちいち「書籍の状態」を述べ紹介しなくてはならんのです。これをないがしろにしてはいけません。今は少し慣れたけれども最初(6月中旬)は、どういう風に本の紹介をするのか、わけが分からなかった。そして昨日現在、はれて?!『212冊の書籍登録』を済ませたのです。(どうやら1000冊より多いか少ないかが、一つも目安のようです)
「……?」
「いやいや、おかげさまで取引成立はちょうど10件。買って頂いた本の冊数は14冊でした」
「……?」
「はい、売り上げですか?あまり申し上げたくないのですが、しいて言えば『東京から広島辺りまでの新幹線片道代金』程度でしょうか……」
「…!…!?」
「いえいえ、どんなに間違っても、グリーン料金ではありません」
まあ、アマチュアであまぞんどっとこむ関連で古本を売っている人の平均的収入を少し上回っている程度か?と、勝手に思いつつ自己満足し、喜んでいます。とはいえ、手元に置いておきたかった「手放したくない本」から続々売れて行って、かなりさみしい思いをしているのも本音です。
とはいえ、そもそもイザという時には「何も財産を残さないで『黄昏の彼方』へ出立しよう!」という性根からスタートしたこと。自分が良いと思った本を『他人(ヒト)さま』にも良いと思って頂いたのですから光栄の至りであります。
てなことで以下の通り、
A. まずは、ご注文頂いた日付、
B. 書籍のタイトルと印象など、ご紹介します。
そして来月は? こんな作業できないくらい、注文が来れば嬉しいです。
A.6月22日
B.【幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語】
3年前?に購入。ざっと一通り(たぶん斜めに)読んだだけの美しい本でした。値段付けが安すぎた。
![]() | 幸之助論―「経営の神様」松下幸之助の物語 (2008/04/03) ジョン P.コッター 商品詳細を見る |
A. 6月27日
B.【新バルナック型ライカのすべて】
購入して、かれこれ15年以上も経つ。ハンガリー滞在時代に中古カメラ蒐集に凝っていた頃の参考書の一つです。そのうち書評を書いてブログ発表しようと思っていた矢先、売れてしまいました。そして今、ますます貴重本でプレミアム価格が付いているほどの一冊です。ほんとうは手放してはいけないんですよ。そんなこと言ってたら古本屋はできませんねぇ…… (ボヤきです)
![]() | 新バルナック型ライカのすべて (クラシックカメラ選書) (1998/03) 中村 信一 商品詳細を見る |
A.6月29日
B.【カラマーゾフの兄弟 (光文社古典新訳文庫)】(1巻~5巻まで、全巻5冊)
3年前になりますけれども、旅遊亭ブログに「読書感想文」を投稿している、例の『あの本』です。これも売れちゃいました。 きっちりと1回だけ通読した「きれいな本」でした。ついうっかり「書き込みした箇所を明示すること」を忘れ、そのまま発送してしまいましたがお客様はご承知。ありがたくもコメントを頂いた中に書き込みあったことのご指摘を受けました。にもかかわらず、評価は5星を頂戴しました。感謝です!
![]() | カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫) (2006/09/07) ドストエフスキー 商品詳細を見る |
A.7月5日
B.【わたしが海外生活で見つけたもの―女性100人の海外体験】
そう、この本を買って頂いたのです。ほんとうにびっくりしました。びっくりした理由の気になる読者は、もう一度辛口書評記事をご参照ください。(こちらから入れます)
![]() | わたしが海外生活で見つけたもの―女性100人の海外体験 (2004/05) 主婦の友インフォス情報社「海外留学」プロジェクト 商品詳細を見る |
A.7月7日
B.【坂の上の雲(2)】
文庫本の1~2巻(2冊)だけ、あまぞんに登録していました。何故か2巻だけ、売れてしまいました。そういえば、3巻から以降は一体どこにあるか?自宅には置いていないようで、たぶんバリ島にあると思います。
![]() | 坂の上の雲〈2〉 (文春文庫) (1999/01) 司馬 遼太郎 商品詳細を見る |
A.7月8日
B.【深呼吸の必要】
実はこの一冊だけ、商売のためにわざわざ「仕入れてきた商品」なのでして、仕入れた当日にあまぞんに登録し、(たぶん)その翌日に売れてしまった。 美しい装丁の本で、いかにも誌心を掻き立てるロマンティックな雰囲気の『詩集』でして、「売れるまでボツボツ、すこしずつ読んでみようか?」と思っていたら何のその、直ぐに売れちゃいました。
![]() | 深呼吸の必要 (1984/03/20) 長田 弘 商品詳細を見る |
A.7月9日
B.【ホームページ担当者が知らないと困るHTMLの仕組みとWeb技術の常識】
これこそ手元に置いていなければならぬ本! それなりの価格で売れました。おもしろいです。旅遊亭の付けていた価格よりももっと安い価格があるにもかかわらず、我が社にご注文を下さるなんて、ありがたき幸せです。新しい本なら、全国津々浦々どこの書店で購入しても同じことですけれど、商品の見えないヴァーチャルショップにて、イザ古本購入となると、その購入先決定要因たるや、私のような物販のド素人にはその決定理由など皆目見当が付きません。なにはともあれ旅遊亭でお買い上げ頂き、たいへんありがとうございます。
![]() | ホームページ担当者が知らないと困るHTMLの仕組みとWeb技術の常識 (2007/03) H2O Space. 商品詳細を見る |
A.7月12日
B.【Webデザインの基本ルール-プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック (Design Lab+ 1-3)】
これも早かった。 ほとんど読んでいない(デザインを見ただけ)、私どもの「ちから(実力)」では、箸にも棒にもかからない雲の上の人が読んでようやく面白い!?そんな一冊でした。 気分は上述とほぼ同じです。 ここにあったら宝の持ち腐れ!早々と買って頂いて良かった。
![]() | Webデザインの基本ルール-プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック (Design Lab+ 1-3) (2009/03/27) デザインラボ編集部 商品詳細を見る |
A.7月12日
B.【ぼくらの鉱石ラジオ】
ずいぶん前に(2~3年前)、ふとしたことからアマチュア無線の資格をとった(但し3級)。その時に無線機を買ったのですが(今でも手元にある)、同時に、なんだか昔ながらの真空管ラジオを作ってみたくなって何度かその筋のお店に立ち寄ったのですが、やはり手ここに合わない。そこで昔作った鉱石ラジオが懐かしくなり、今更鉱石ラ字をを作るつもりはないが、そのつもりになって購入したのがこの一冊。ほとんど記事(文字)はなく、ページをめくれば美しい?昔ながらの鉱石ラジオの画像が載っている。蔵書として一生持っているつもりで「蔵書サイン」を期しているにもかかわらず、ご購入頂きました。
![]() | ぼくらの鉱石ラジオ (1997/09) 小林 健二 商品詳細を見る |
A.7月12日
B.【色々な色―Colors of nature】
これもほとんどページを捲っていない「美しい本」でした。数日前、手元から飛んで行きました。
![]() | 色々な色―Colors of nature (1996/12) ネイチャー・プロ編集室 商品詳細を見る |
以上、 この1ヶ月の「古本ビジネス」の総括です。
「……?」
「そうです。まとめはこれが初めての最後にします」……っちゃって、こちとら面倒でやってられないし、記事読むほうも辛いですよね……
〆て、
ほんとうにお客様は良い本を御存じです。 この14冊がなくなった以降のビジネスはどうなるか? 良い本から出て行けば『くだらない本』ばかり残ってしまう。売れない本ばかりになってしまったら、2ヶ月目は注文が無くなるかも?
そこでカフェ&マガジン旅遊亭の読者諸兄姉にお願いです!
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