2月3日の中国新聞記事より;「宮島包ヶ浦」運営見直しの事・・

<添付画像>:中国新聞(平成21年2月3日)スクラップ;広島圏域版より、、
先日NPO月例会の告知記事の続きです。
あれこれ考えていたのですが、やはり、「とある新聞記事切り抜き」を、旅遊亭に記載することにしました。 その記事とは添付画像のこと。 ちょうど1ヶ月前(平成21年2月3日)の中国新聞広島圏域版トップに掲載されたもの。 何と、包ヶ浦自然公園全体を鳥瞰図的に撮影した美しい画像と、過去15年余りの『包ヶ浦自然公園の利用者数の推移』を折れ線グラフとして表示した画像とそれに纏わるメッセージあり、中国新聞・山本秀人記者の名文によって「宮島・包ヶ浦」の運営実態を一刀両断!見事な切り口にて記事にされていた。
(タイトル)− 『包ヶ浦公園の利用低迷』 (宮島・ピーク時の4分の1)
(サブタイトル)− 施設老朽化 運営見直しへ
記事読み終えた感想?
さて、一言で言えば、
老朽化した宿泊施設はヨーロッパに多々あり、営々と150年?それ以上に亘ってそれなりに客を迎え入れ、それなりの贔屓客なりリピーターを維持しつつ今尚営業中の宿泊施設は多い。 『古き宿泊施設』には長所短所あり、これをヴィンテージ?はたまたレトロ!?と称し、今どき流行りの言葉に置き換え、且つ、古いものを偲び謳い文句に差し替える商法は多々あり。 例えれば軽井沢「万平ホテル」の如き、明治開業以来(調べれば、江戸時代後期からだそうな・・ 比較するのは畏れ多いか?)の実績と名声を誇るホテルは、あながちヨーロッパまで赴かずとも我国日本にごまんと存在し元気に宿泊客を迎えている。にもかかわらず、何故か?ここ宮島の包ヶ浦自然公園内の宿泊施設は「老朽」を第一の理由に利用客低迷(減少)の言い訳にしているから三流マンガにも劣るのである。 何が利用低迷の理由か問題か? 理由を考えれば行き着くところは1つにて、論ずること恥ずかしく且つ可笑しい、、、。
けれども敢て、言及すれば、
運営側に必要不可欠な「ホスピタリティー的マインドの完全欠如」と、
観光関連サービス業としての、
「とるべき基本姿勢が全然とれていない」こと、
この一言(ふたこと?)に尽きる!!!
さて記事拝読した後、トーマス青木的に「〆て」云えば、
A) 包ヶ浦自然公園のあるべき姿(コンセプト)を明確に携えた「運営責任者」の不在。
B) 世界中のリゾート地域と比較して勝るとも決して劣ることのない、包ヶ浦自然公園の類稀なる自然遺産の『真価』が解っていない日本人風近視眼的価値判断によりアンダーヴァリュー(under-value)の評価を浴びせられて久しい包ヶ浦自然公園施設。
等々、包ヶ浦自然公園施設の運営と管理の『ていたらく』ぶりが(上述の如く)浮き彫りとなって、
1) A項の、運営責任者不在とはすなわち、とある時点にて、包ヶ浦施設の運営責任者(旧宮島町長)が運営責任を放棄したり戸惑ったりの「紆余曲折」を繰り返し、その後、ご本尊の「厳島神社とその周辺」がユネスコ文化遺産指定を受けたり廿日市市との合併騒ぎのドサクサの中、包ヶ浦自然公園施設が継子扱いされたかどうか、結果、運営管理は無視され続け、現在に至った背景がある。 加えて、この『手の施設』を市職員(お役人)が運営するのはきわめて難題。 すなわち「この手の施設」とは、久しく国の保護受け「自然景観を保護されてきた宮島と瀬戸内海国立公園圏」の大自然を土台にした余暇娯楽の為の海浜遊戯&宿泊施設のことを指す。 でもって「お役人」に、レジャー遊興を目的として集散する一般市民のお遊びの相手をするなど「役人的お役目以外のお役目」の処理対応等出来ようはずは決して無く、また出来ないからといってご担当のお役人が現場の仕事をサボっているわけでもない。 もともとお役人が「このような宿泊施設」の現場で直接サービスすることを強いてはならないもの!と、不肖トーマス青木は判断する。
もって、『施設運営の長』たる(現行)廿日市市長の英断により、あらためて『現場の長』を任命し、リゾート型宿泊施設運営プロフェショナルとしてサービス現場の運営にあたらせる必要あり。
2) 大自然の中、その景観と調和し環境保全の目的にも合致したリゾート地は、世界中のいたるところに存在するし、世界中の如何なるリゾート地をみても、必ず『人の手』が加えられている。 大自然に一旦人の手が入ると、それを継続しなければならない。 包ヶ浦自然公園も同じ理屈が当てはまる。 人の手で管理し、人の手で守っていかねばならない。 厳島神社とその周辺がユネスコ世界文化遺産に指定され、かれこれ10数年になるか。 たかがユネスコの施した世界文化遺産の指定ではないか。 いちいちユネスコに指定してもらわなくっても、宮島や厳島神社は、もともと「日本人の宝なのだ」ということ忘れてはならない。 でもって、宮島地元住民も廿日市市も広島県も「ユネスコ認定」を受けたことで浮かれるのはみっともなさ過ぎる。 宮島が厳島神社が世界文化遺産の指定を受けたことで騒ぎ浮かれるのは、もう止めてくれ。
目を覚ませ!ぼやぼやするな、、、。
そろそろ宮島の大自然が有する、というより瀬戸内海国立公園のもつ大自然の魅力を再確認し「それなりの手を打つ時」が来ている。 そのような観点から、(以下添付の)2月3日付・中国新聞記事は「ひっとあぽん」(Hit-upon!)であって、久しぶりに中国新聞記者・山本秀人氏に敬意を表し心から拍手喝采したい。 <投稿・トーマス青木>
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ps: そう、『宮島・包ヶ浦自然公園』を、21世紀のグローバル世界に誇れる総合リゾート施設として再デヴューさせてはどうか、、、。
(以下、中国新聞記事へ続く・・)
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(以下、中国新聞切り抜きより、転載。。)

(左クリック一回!拡大して、是非、記事原文をご覧下さい)
(見出し) 『包ヶ浦公園の利用低迷』
(宮島・ピーク時の4分の1)
(サブタイトル) 施設老朽化 運営見直しへ
世界遺産の島・宮島(廿日市市)の北東部に広がる市営の包ヶ浦自然公園の利用が低迷している。本年度の利用者数はピーク時の四分の一となる四万人を割り込む見通しで、施設の老朽化も進んでいる。市は運営体制の見直しに着手した。(山本秀人)
公園は1978年から84年にかけて国や県、旧宮島町が整備し、合併で同市が引き継いだ。15.6?に海水浴場や運動公園、ケビンなどがある。利用者のピークは91年度で162,500人。その後、大きく減り続け、2004年度以降は4万人台。本年度も1月末で3万3千人余りと低迷する。
07年度決算では歳入のうちケビンなどの使用料や県からの管理委託料などを合わせた収入は4千4百45万円。一般会計からの繰り入れは、2,470万円に上った。財政難の市にとっては運営費削減が大きな課題。本年度は職員3人のうち1人を管理会社に委託するなどしたが、それでも1,737万円を繰り入れる見込みだ。
旧宮島町時代から大規模な改修はせず、ケビンや管理センターなどの老朽化も進む。空調機器は古すぎて故障しても部品がないという。2年後には大規模な改修が不可欠で、市の試算では、現状の施設を維持するには約7億円かかる。
こうした状況を踏まえ、市は利用促進対策や運営体制の見直しに入った。公園を拠点に自然体験活動を希望する市民グループとの連携も模索している。
市観光課は「西中国山地から瀬戸内海まで広がる廿日市市の観光はスキー場から海水浴場まであるのが特徴。海に親しめる公園は不可欠で、利用促進を図るとともに、改修が必要となる2年後までに経費削減に繋がる体制を検討したい」と説明している。 (以上、2月3日中国新聞記事より転載)
(以下、中国新聞切り抜きより、転載。。)

(左クリック一回!拡大して、是非、記事原文をご覧下さい)
(見出し) 『包ヶ浦公園の利用低迷』
(宮島・ピーク時の4分の1)
(サブタイトル) 施設老朽化 運営見直しへ
世界遺産の島・宮島(廿日市市)の北東部に広がる市営の包ヶ浦自然公園の利用が低迷している。本年度の利用者数はピーク時の四分の一となる四万人を割り込む見通しで、施設の老朽化も進んでいる。市は運営体制の見直しに着手した。(山本秀人)
公園は1978年から84年にかけて国や県、旧宮島町が整備し、合併で同市が引き継いだ。15.6?に海水浴場や運動公園、ケビンなどがある。利用者のピークは91年度で162,500人。その後、大きく減り続け、2004年度以降は4万人台。本年度も1月末で3万3千人余りと低迷する。
07年度決算では歳入のうちケビンなどの使用料や県からの管理委託料などを合わせた収入は4千4百45万円。一般会計からの繰り入れは、2,470万円に上った。財政難の市にとっては運営費削減が大きな課題。本年度は職員3人のうち1人を管理会社に委託するなどしたが、それでも1,737万円を繰り入れる見込みだ。
旧宮島町時代から大規模な改修はせず、ケビンや管理センターなどの老朽化も進む。空調機器は古すぎて故障しても部品がないという。2年後には大規模な改修が不可欠で、市の試算では、現状の施設を維持するには約7億円かかる。
こうした状況を踏まえ、市は利用促進対策や運営体制の見直しに入った。公園を拠点に自然体験活動を希望する市民グループとの連携も模索している。
市観光課は「西中国山地から瀬戸内海まで広がる廿日市市の観光はスキー場から海水浴場まであるのが特徴。海に親しめる公園は不可欠で、利用促進を図るとともに、改修が必要となる2年後までに経費削減に繋がる体制を検討したい」と説明している。 (以上、2月3日中国新聞記事より転載)
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