シーカヤック的忘年会 in 宮島包ヶ浦

シーカヤックと呼べばいいのか? はたまた海上カヌーと称せばいいのか? まぁ、画像をご覧の通りの細身一人乗りの手漕ぎボート5隻、宮島包ヶ浦のプロムナード沿いに放下ってあるではないか! この画像は昨年末(平成20年度12月のクリスマス前)に撮影したもの。 この画像を取り終え(about09:45a.m.)てからまもなく、5人の中年男性が現れた。 みなさん既にこの手合いの乗り物の運転にふさわしい「海専用のツナギ」をきめこんでおられ、出陣(出艇)を目前にした『海の侍』そのものだ。
「いいねぇ~ こういう中年男性の井手達をうかがうのは・・・」と、不肖トーマス青木は独り言を言いつつ持ち前の厚かましさで5人のつわものどもに近づいて話しかけた。
お聞きすれば、昨夜はカヌー仲間5人集って忘年会を開いたそうな。 ふつ~、忘年会といえば寒空を押して流川and/or薬研掘りくんだりをそぞろ歩き、ネオンさんざめく夜の巷に繰り出すのが常套手段というもの。 にもかかわらず、この5人の海侍は、対岸廿日市のこの手合い専門の船着場(改めてご紹介します)からこの宮島包ヶ浦まで手漕ぎで以って(前日の午後)漕ぎ渡り、一泊を当地包ヶ浦自然公園内の宿泊施設のひとつである『家族用ケビン(4~5人用)』にて牡蠣中心的鍋料理の宴会にて忘年会をなさって心地よい二日酔い状態の、その翌日、こうして邪魔者的お節介なインタヴューアートーマス青木の質問攻めに出会われたのであります。
「いいですねえ~ こうして大自然の貸切状態で忘年会なさるとは・・」
「エぇ~ 狸がお酌に来ましたよ、、」
「鹿は芸がなくて、役には立たんでしょう?」
「ま、そうですなぁ~」
「こんなに荷物積んで人間が乗って、、ところで、これ、海に浮くのですか?」
「え? もちろん、沈まないですよ、、 昨日はこれに乗ってここまで来たのですから・・」
「な、なるほど、、」
質問が悪すぎた。そして暫く、ご返事がない。 だがしかし、ここで会話を中断してはいけない。
「今から漕いで帰られるのですか?」 ・・また愚問を発した。
あったりめ~だろうが!漕いで帰えらいで、何とする! そりゃそ~だが、ま、一応聞いてみんとわからんじゃろ~が・・・
「そうですよ・・」
「何処ぇ向って漕がれますか? どのくらい時間かけて漕がれますか?」
「目的地は廿日市のパドルセンター?(記憶違いか?もう一度、要チェック・・)へ、ゆっくり休み休みマイペースで漕ぎますから、約1時間といった程度でしょうか?」
(ムム!見事です)
「今度はいつ、包ヶ浦にお見えになりますか?」
「そう、今度は桜の時期ですね、花見ということで宴会します、さしずめ一泊ですね・・」と、来た!
さ、さすがぁ~ この海侍たち、包ヶ浦の使い方遊び方をご存知なのだ!!!!
そうなんだ、、、 包ヶ浦の桜の美しさは意外と知られていない。 なんとも、素晴らしい人々よ。 なんとも粋なことです。 マリンスポーツをツールにした精神的遊び人の中年男子グループに出会いました。 (・続く・・)
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<投稿・トーマス青木>
* 手漕ぎボート;ここで云う手漕ぎボートとは、いわゆる内燃機関や帆などの人力以外の動力を持たない船を云うのであって、おそらく手漕ぎとは「オール」や「竹ざお」等の人間の手の延長線上にあって人間の力によって操作し船の動力とすることを意味する?・・(なんとも屋根鯉ご説明です)したがってこのカヌーの場合はカヌー専用のオール在っても(トーマス青木的には)手漕ぎになるのであります。
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