ぎゃらりい宮郷 [3/5] (回想記・第7回みやじま雛めぐり)・・

『第7回みやじま雛めぐり』展示会場となっている「ぎゃらりい宮郷」には、雛壇の合間に「武者人形」も展示されている、、、。
<そのー1>
こんなに立派な鎧を纏った「武者人形」の一団を見たのは初めてである。
一見、戦の陣構えか? 武者の表情は、晴れやかにて快活。 何処から如何見ても、野戦戦場の第一線に陣取って、すわ、戦(いくさ)に対峙する!? とてもそのような表情にはみえない。 「鎧」を羽織るものの「兜」は付けていない。
画像左手前にいる弓を携えた武者は、お供の家来であるか? すでに酒でも飲んでいるのか? 上方?つまり空の彼方を見つめ、なぜか陽気に浮かれている。 空中目掛けて放った「矢」は、鴨でも射抜き落としたか?
この様子はたぶん(不肖・トーマスにして、日本伝統文化に対する無知無学なる得手勝手なる判断にて)、高い位にある「お殿様の狩の風景」であろうと思考するけれど、如何?・・・
狩とは関係ないであろうと見える「右手前の郎党」ども2名は、今流に云う「弾き語り」はたまた「流しのバンド」に付随するプロの「踊り手」か? ひな祭りの雛段にも現われ出でる「五人囃子」の、笛や鼓を奏でる昔のバンドマンに付き従い、宴会を盛り上げる「踊り手」か? はたまた宴の席で酒を飲みご馳走を食らい、殿さまの許しを得て、興に乗った即興の舞いを始めた、酔っぱらいの家来どもか、、、。
(丁々発止!? 武者人形の表情と立ち居振る舞いの描写に感動された方、はたまた昔の人形職人の技、見事な表現力に心動かされた方は、どうぞ下記のランキングバーをクリック頂きたい!)
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<そのー2>
さて、
違った角度からあらためて、気になる「お雛さま」に目を移す。

よく眼を凝らしていただきたい・・・
不肖・トーマスの「第一の驚き」は、雛人形の衣装である。 なぜか手編みのニット風?なる装い? すなわち、今まで見かけたことのない「雛人形衣装」ではないか!
「・・・?」
(反省の一つ!・・「ぎゃらりい宮郷」のオーナーにお聞きすればよかった・・・)
それにもまして、驚いたのは「お雛様の背後」の屏風なのだ、、、。
通常、ひな壇の一番上の段の背景になるは、せいぜい「金屏風」であるけれど、かくなる屏風は「某時代絵巻」の屏風になっているではないか、、、。
「・・・!?!」
「残念ながら、見落とした・・・」
(時代絵巻の細部に視線を移し、ゆるりと時間をかけ、絵巻に描かれた絵画の鑑賞をすべきであった・・・)
金屏風でない事は分かっていたけれど、しかし、こうまで微細に潜んでいる絵画には、とても気が付かなかった。 今こうして、画像の「画面」を視て、初めて気が付いたのであります。
そうです。 撮影している時は無我夢中。 撮影に気分は集中! 舞い上がっているから思考判断力なく、屏風の絵の細部にまで「視神経」は行き届かなかった、、、。
そうだ、、、
来年の「第8回みやじま雛めぐり」も、ぜひ参加したい気分になった、、、。
もう一度、同じお雛さまを観たい。
金屏風ならぬ、「絵巻屏風」に描かれた『時代絵巻』を、とくと鑑賞したい・・・・
(投稿:執事のトーマス)
<・続く・・>
(先回掲載関連記事は、こちらからご参照いただけます)
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Comment
[18] >ふかさま・・
[17] おはようございます
コメントありがとうございました!^^
写真好きなので、写真がたくさんあるブログは気になります〜。
セーター風の十二単を着たお雛様・・・
かわいらしいですね〜!
写真好きなので、写真がたくさんあるブログは気になります〜。
セーター風の十二単を着たお雛様・・・
かわいらしいですね〜!
[16] >あっこ*さん・・
コメントありがとうございます。
そう、今、広島です・・・
福岡と広島?
そりゃ福岡の方が、数段!格が上ですよぉ〜〜・・
またお伺いします。
そう、今、広島です・・・
福岡と広島?
そりゃ福岡の方が、数段!格が上ですよぉ〜〜・・
またお伺いします。
[15]
こんばんわ〜
広島なんですね!月に1回は通過してます^^新幹線で。
広島に初めて行った時、ここ福岡に似てる。って感じました。好きですね〜
このお雛様の着物ステキです
広島なんですね!月に1回は通過してます^^新幹線で。
広島に初めて行った時、ここ福岡に似てる。って感じました。好きですね〜
このお雛様の着物ステキです

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写真撮っているときは、なぜか、慌てふためいているのです。
でもって、なかなか良い写真撮れません。
腕前を棚に上げ、いつも旧式デジカメの悪しき性能のせいにする、不肖トーマスです。
これを機会に、今後とも宜しくお願いします。