怯え過ぎか?『包ヶ浦の鹿』(2)

<画像>:かなり怯えているか?宮島包ヶ浦在住の若鹿・・
(撮影日時) 平成20年12月29日午前7時30分頃 (天候)曇天
(撮影場所) 廿日市市宮島町包ヶ浦自然公園内にて
このところ、何故か、包ヶ浦全体の鹿が怯えているように思えて仕方ないのです。
いつもなら此の時間の此の場所には、角切りから免れたであろう相当大きな角を生やしたままの壮年鹿を中心に5~6頭の鹿が屯しているのですが、この朝に限って、何故か一頭の鹿もいなかったのです。

いつもの合図でチェッチェチェッチェ・・・ と、私独特の方法にて口鼓を叩いて呼ぶと、ようやく出てきたのがこの若い鹿(しかも一頭だけ)だったのです。 この付近は団体A棟群のある地域で、包ヶ浦自然公園の中でも一番標高く山の奥にある地域で西の端、つまり包ヶ浦自然公園と国の管理する地帯の境界なのだ。

どうやらカメラのレンズが怖いらしく、カメラを持って近づくと、必ずや私から離れておおよそ5メーター位遠のくのです。
昨年の秋に生まれたはずの此の鹿は、今年で満1歳のはず。 だから今年の9月にこの鹿を(初めて)見たときは、まだひと回り小さかった。 あれから僅か3ヶ月。 体躯は大きくなり、首と頭蓋は雄らしく(此の年齢の雌と比較して)ずいぶんと太くなっている様子が伺える。 もちろん僅か10センチに満たない小さな角が生えているが、此の秋に切り取られていなかった?というより、角切りのシーズンにはまだ角らしき姿が覗えなかったのかも知れない。
何故か角に特徴がある。
向って右側の角を、よくご覧いただきたい。
角の先が内側に曲がっているのが、ご確認いただけますか?
ここまでひん曲がると、奇形としか言いようがない。 親鹿たちの何らかの原因で、奇形児的要素を持って生まれたのが此の青年鹿か? 親の代に何か体に良くない物を摂取したことが原因で、この鹿の角が曲がったのか? いつ頃からか、此の若い鹿の角が曲がっているのに気が付き、それでもって特徴が出来たから此の鹿のことをよく覚えているのであります。 でも来年はまた判らなくなります。 角が生え変わってしまうし、此の鹿もまた大きくなってしまうからです。
ウム・・
この鹿の毛並がよくない、、、。
もっと綺麗で艶がある。
おどおどと、怯えている、、、。
11月の頃とは様子が違う。
もちろん、
宮島の商店街に棲息するグループと違って、此の辺りはより野生だから、人間に遭遇して警戒するのは当然だ。 しかし、めったに与えない餌を与えているのに他の鹿が寄り付かないのも珍しい、、、。
此の最近何か鹿の怯える原因が発生したか?
それとも、
一頃の『狂牛病』や『トリ・インフルエンザ』とよく似た『鹿独特の伝染病』が発生しているのか?
やたら宮島島民と役所絡みで造った「鹿頭数削減案」は功奏し、撲滅強制執行をするのもいい加減にして、宮島の立派な観光資源として役立っている『宮島神鹿の健康調査』でもしたら如何か? (・続く・・) <シリーズ『包ヶ浦の鹿』第1回投稿は、こちらから入れます>
<投稿・トーマス青木>
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