視えた!鹿ばか的方向性…
今や50団体以上もある(と云われる)宮島関連各種団体の中、『宮島エコツーリズム協議会』という組織あり。 私は、エコツーリズム協議会の趣旨に賛同し、活動を支持するものであります。
宮島エコツーリズム協議会の発足したのは(聞くところによると)、おおよそ10数年も前のこと。 エコツーリズムという名称の通り、宮島に今尚存在する大自然を維持存続し、以って宮島の観光産業に寄与する目的で設立されたのです。
当組織発足当時の年間来島者は250万人前後、衰退する宮島の観光産業の行く末に危機感を持っていたらしい。 そんな中、宮島島内でも先取気鋭の商売人たちが集い、『新たな宮島の魅力創り』を目指して組織された協議会こそ『宮島エコツーリズム協議会』なのでした。
1) 宮島に現存する「美しい大自然の魅力」を再認識し、
2) フィールドワークを以って「宮島の自然を観察」し、
3) 宮島の自然環境保護存続に貢献し、
4) 世界文化遺産宮島を目的に来島された訪問者(すなわち観光客)に対し、広報活動を行い、
5) 文化遺産厳島神社に勝るとも劣らない大自然の残る場所宮島を、観光資源として紹介する。
6) 以って、宮島のリピーター獲得を目的とし、
7) (発足当時)年々減少し続ける(であろうと思われた)宮島訪問者数の増加に結び付け、往年の数値(あるいはそれ以上)に増加させ、
8) 宮島の観光産業振興に安定的な要素を加え、今迄にない「宮島の魅力」を造り定着させる。
等々の目標が存在していた(はず!です……)。(これ、旅遊亭的推定です)
確かに、訪問回数を重ね、宮島を観れば視るほど、宮島の歴史文化遺産にも優る美しい自然景観が残っていることを再認識するのでありまして、想えば、すでに中世から「日本三景の一つ」と賞賛されるほどに宮島全体からかもし出される景観は美しく、時に「荘厳」、時に「優美」に、私自身は感動を覚えているのでありまして、どちらかといえば『和の美』に疎い私にとって、(昨年から始めた宮島探訪を切っ掛けに)ようやく「詫び寂び」の境地の入り口が解りかけてきた今日この頃なのであります。
そうなんです!…
我国日本独特の美学の「いろは」を「灯台下暗し」的に、今あらためて、宮島から教わっているのであります。
そもそも「厳島神社」とその周辺の「景観の美しさ」は、「寝観音さま」と称されるほどに宮島独特の山系が織り成すシルエットの美しさが背景となっているのでありまして、宮島全体をおおう豊かな原生林と宮島独自の植物集合体から成り立っているのでありましょう。 そのような自然環境が現存するからこそ、それなりの動物や希少的昆虫(ヒメボタルなど)の生態系も存続している。 そんな大自然が満載された宮島の「自然に慣れ親しもう!」という標語を掲げて、宮島の大自然を観光資源に取り込もうと意図されたものが、「宮島エコツーリズム協議会」なのでありましょう。
会則その他、まだ一度も拝見したことは無いけれど、同協議会の活動目的等の「うんちく」(薀蓄)は、以上の説明でほぼ完璧に網羅されているはずです。
まぁ、何だかんだ言っても実のところ、同協議会の趣旨には大賛成であって、今日的宮島の「レッテル・世界文化遺産」のブランドのみに頼らない、宮島の大自然を観光資源の主軸とすることに全く異存はないのであります。
さて、話はもう一度「宮島の来島者数」のこと、、、。
先に申し上げたとおり、世界文化遺産というUNESCOのレッテルが貼り付けられる数年前までの宮島訪問者数は目減りに目減りを重ねていたけれど、昨年(平成19年度)の来島者数は300万人を突破したこと、旅遊亭の読者諸兄姉は先刻ご承知の通りであります。 10数年前の来島者数(250万人前後)と比較し、幸いにも激増しているのであります。が、これは世界文化遺産登録のお陰であって、はっきり申し上げて宮島島民乃至廿日市市の自助努力の数値では決してない。と、断言して憚りません。
ところで、この輝かしき宮島来訪者数(年間300万人突破)は、はたしていつまで継続するのでありましょうか?
今年(平成20年)度は、この10%アップ(330万人突破)可能だろうか? 来年(平成21年度)はどうなるか? そんなにたやすく来島者数は増加しないでしょう。 なぜなら、宮島に在っても可笑しくない一般的観光地に「あるべき魅力」が、宮島にはないからです。 一流の観光地に於いてして当然ながら「あるべき魅力」が宮島には無い事、(次回記事にて)つまびらかにします。 ともあれこのところ、(世界文化遺産登録というレッテルのおかげで)宮島に来る人が増えている。
そしていつしか、「必ずやおとずれるであろう来訪者減少」に傾いた時、恐怖に慄きパニクルのでありましょうが、その時、打つ手はない、、、。
一旦来島者減少に傾いた時の恐怖とは? 一旦減り始めると雪崩をうって崩壊し始める! ……恐ろしいことです。 その時はすでに手遅れなのです、、、。
その時のための危機管理対策など、そんなものは何処を探しても今の宮島島民には全く見当らないのです。 そして、宮島訪問という自分自身のフィールドワークを開始して約1年半、天上天下唯我独尊的な宮島人の体質を、私自身の身体全体でもって感じているのです。 ノーテンキな宮島人の気質が分かってきたのです。 ことあるたびに他力本願にて、(傍から視ていれば)苦労と恐れを知らない宮島島民の特殊性を感じてやまないのであります。
総じて、今なお、
まるごと元禄文化を引き継いでいるのでありましょうか?まるで江戸時代の町民文化真っ只中の天下泰平且つ日々平穏、、、。 そんな前時代的日本人を見ているようで優雅にして美しく且つ滑稽にして小粋、一見懐(ふところ)豊かにもかかわらず実のところ心は貧しく、他人のアドバイスを聴く振りして反対せず賛成もなく、その結果、全て耳に入らず、、、。 したがって他人の言うことに耳を貸さず、観ていれば観ているだけ宮島人は滑稽にして小粋なのであります。
とにかく、「宮島の鹿削減」問題と「入島税」問題が、上述の典型的事例であります。
いかにも宮島島民は、廿日市市の決めた条例に基づいて、笑ってニコニコ上品に、お上の定めた『決まり』にしたがって、
「しおらしく、従順に、慎ましく、さも寛容に、あらゆるモノゴトを受け入れる」…
というフリをしているだけです。
「……?!」
むむ、何を隠そう!(隠すことなく言っちゃいます!!!)
鹿の削減問題も入島税の施行も、全て島民の思考と嗜好に従って地方行政府(廿日市市)が実行しようとしているだけ!私にはそう見えます、そう思えます。
鹿の餌やり禁止実行も入島税の徴税案も、全て『宮島島民の傲慢さ』の表れです!
(…続く…)
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<投稿・トーマス青木>
ps: なんだか見えてきました。 今からの「宮島的鹿ばか日記」の位置づけと方向性が……
宮島エコツーリズム協議会の発足したのは(聞くところによると)、おおよそ10数年も前のこと。 エコツーリズムという名称の通り、宮島に今尚存在する大自然を維持存続し、以って宮島の観光産業に寄与する目的で設立されたのです。
当組織発足当時の年間来島者は250万人前後、衰退する宮島の観光産業の行く末に危機感を持っていたらしい。 そんな中、宮島島内でも先取気鋭の商売人たちが集い、『新たな宮島の魅力創り』を目指して組織された協議会こそ『宮島エコツーリズム協議会』なのでした。
1) 宮島に現存する「美しい大自然の魅力」を再認識し、
2) フィールドワークを以って「宮島の自然を観察」し、
3) 宮島の自然環境保護存続に貢献し、
4) 世界文化遺産宮島を目的に来島された訪問者(すなわち観光客)に対し、広報活動を行い、
5) 文化遺産厳島神社に勝るとも劣らない大自然の残る場所宮島を、観光資源として紹介する。
6) 以って、宮島のリピーター獲得を目的とし、
7) (発足当時)年々減少し続ける(であろうと思われた)宮島訪問者数の増加に結び付け、往年の数値(あるいはそれ以上)に増加させ、
8) 宮島の観光産業振興に安定的な要素を加え、今迄にない「宮島の魅力」を造り定着させる。
等々の目標が存在していた(はず!です……)。(これ、旅遊亭的推定です)
確かに、訪問回数を重ね、宮島を観れば視るほど、宮島の歴史文化遺産にも優る美しい自然景観が残っていることを再認識するのでありまして、想えば、すでに中世から「日本三景の一つ」と賞賛されるほどに宮島全体からかもし出される景観は美しく、時に「荘厳」、時に「優美」に、私自身は感動を覚えているのでありまして、どちらかといえば『和の美』に疎い私にとって、(昨年から始めた宮島探訪を切っ掛けに)ようやく「詫び寂び」の境地の入り口が解りかけてきた今日この頃なのであります。
そうなんです!…
我国日本独特の美学の「いろは」を「灯台下暗し」的に、今あらためて、宮島から教わっているのであります。
そもそも「厳島神社」とその周辺の「景観の美しさ」は、「寝観音さま」と称されるほどに宮島独特の山系が織り成すシルエットの美しさが背景となっているのでありまして、宮島全体をおおう豊かな原生林と宮島独自の植物集合体から成り立っているのでありましょう。 そのような自然環境が現存するからこそ、それなりの動物や希少的昆虫(ヒメボタルなど)の生態系も存続している。 そんな大自然が満載された宮島の「自然に慣れ親しもう!」という標語を掲げて、宮島の大自然を観光資源に取り込もうと意図されたものが、「宮島エコツーリズム協議会」なのでありましょう。
会則その他、まだ一度も拝見したことは無いけれど、同協議会の活動目的等の「うんちく」(薀蓄)は、以上の説明でほぼ完璧に網羅されているはずです。
まぁ、何だかんだ言っても実のところ、同協議会の趣旨には大賛成であって、今日的宮島の「レッテル・世界文化遺産」のブランドのみに頼らない、宮島の大自然を観光資源の主軸とすることに全く異存はないのであります。
さて、話はもう一度「宮島の来島者数」のこと、、、。
先に申し上げたとおり、世界文化遺産というUNESCOのレッテルが貼り付けられる数年前までの宮島訪問者数は目減りに目減りを重ねていたけれど、昨年(平成19年度)の来島者数は300万人を突破したこと、旅遊亭の読者諸兄姉は先刻ご承知の通りであります。 10数年前の来島者数(250万人前後)と比較し、幸いにも激増しているのであります。が、これは世界文化遺産登録のお陰であって、はっきり申し上げて宮島島民乃至廿日市市の自助努力の数値では決してない。と、断言して憚りません。
ところで、この輝かしき宮島来訪者数(年間300万人突破)は、はたしていつまで継続するのでありましょうか?
今年(平成20年)度は、この10%アップ(330万人突破)可能だろうか? 来年(平成21年度)はどうなるか? そんなにたやすく来島者数は増加しないでしょう。 なぜなら、宮島に在っても可笑しくない一般的観光地に「あるべき魅力」が、宮島にはないからです。 一流の観光地に於いてして当然ながら「あるべき魅力」が宮島には無い事、(次回記事にて)つまびらかにします。 ともあれこのところ、(世界文化遺産登録というレッテルのおかげで)宮島に来る人が増えている。
そしていつしか、「必ずやおとずれるであろう来訪者減少」に傾いた時、恐怖に慄きパニクルのでありましょうが、その時、打つ手はない、、、。
一旦来島者減少に傾いた時の恐怖とは? 一旦減り始めると雪崩をうって崩壊し始める! ……恐ろしいことです。 その時はすでに手遅れなのです、、、。
その時のための危機管理対策など、そんなものは何処を探しても今の宮島島民には全く見当らないのです。 そして、宮島訪問という自分自身のフィールドワークを開始して約1年半、天上天下唯我独尊的な宮島人の体質を、私自身の身体全体でもって感じているのです。 ノーテンキな宮島人の気質が分かってきたのです。 ことあるたびに他力本願にて、(傍から視ていれば)苦労と恐れを知らない宮島島民の特殊性を感じてやまないのであります。
総じて、今なお、
まるごと元禄文化を引き継いでいるのでありましょうか?まるで江戸時代の町民文化真っ只中の天下泰平且つ日々平穏、、、。 そんな前時代的日本人を見ているようで優雅にして美しく且つ滑稽にして小粋、一見懐(ふところ)豊かにもかかわらず実のところ心は貧しく、他人のアドバイスを聴く振りして反対せず賛成もなく、その結果、全て耳に入らず、、、。 したがって他人の言うことに耳を貸さず、観ていれば観ているだけ宮島人は滑稽にして小粋なのであります。
とにかく、「宮島の鹿削減」問題と「入島税」問題が、上述の典型的事例であります。
いかにも宮島島民は、廿日市市の決めた条例に基づいて、笑ってニコニコ上品に、お上の定めた『決まり』にしたがって、
「しおらしく、従順に、慎ましく、さも寛容に、あらゆるモノゴトを受け入れる」…
というフリをしているだけです。
「……?!」
むむ、何を隠そう!(隠すことなく言っちゃいます!!!)
鹿の削減問題も入島税の施行も、全て島民の思考と嗜好に従って地方行政府(廿日市市)が実行しようとしているだけ!私にはそう見えます、そう思えます。
鹿の餌やり禁止実行も入島税の徴税案も、全て『宮島島民の傲慢さ』の表れです!
(…続く…)
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ps: なんだか見えてきました。 今からの「宮島的鹿ばか日記」の位置づけと方向性が……
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