宮島の「鹿」・・・

そういえば「宮島の鹿」の話を一度も取り上げたことがない。
動物好きの不肖トーマス青木にして、宮島に渡るたびに「鹿」を気にしているのですが、この最近は宮島港桟橋付近には鹿の姿が見当たらなくなったのです。 聞けば、宮島のご町内の申し合わせで、桟橋前広場で売っていた「鹿のえさ」を売らないように取り決めたとのこと。 この広場場で鹿の餌が見当たらなければ、そして餌をやる人がいなければ、おのずと鹿の足はこの広場から遠のくから鹿の姿が見えなくなる。 どうやら鹿の垂れ流す糞が『糞害』となって表参道商店街その他の方面から嫌われているのが「鹿の存在」なのだ。 宮島を訪れる観光客の中でも、鹿を嫌っている人と、鹿を可愛がる人と、二手に分かれるようです。

この画像は、昨年の晩秋に撮影したもの。 (鹿を好んでいる?)外国人観光客のグループが子鹿に餌を与えたところ、たちまち数等の鹿が群がってきて、餌を持っている外国人のおば様に直接餌をせがんでいるところ、、、。

そう、そうなのです。 こういう情景が見当たらなくなってしまいました。
「NPO宮島ネットワーク」と「宮島エコツーリズム協議会」にて昨年秋に実施された『鹿の頭数調査』によると、、、
A)全 個 体 数 = 330頭
B)オスの個体数 = 72頭
C)メスの個体数 = 178頭
D)コドモの個体数 = 80頭(匹?)
という、データが示された、、、。
これが多いのか?少ないのか? 鹿の数は、増えているのか減っているのか? 研究者からの、はっきりとした答えは返ってこなかった。
この調査の陣頭指揮に立たれた「宮島エコツーリズム協議会」の理事長濱岡さんの弁によれば、
「その昔、宮島の鹿は、本来野生の鹿。 人家の無い宮島の原生林のなかで十分な餌があったはず。 しかし昨今、宮島が開発され続ている環境の中、鹿の餌場になる環境が狭小化されてきたことにより、人間から直接餌を得ようとする鹿が増加してきたことは確かだ……」
でもって、
「鹿の糞害を非難するだけでなく、できるだけ鹿の棲み良い『環境造り』にも視線をやるべきではなかろうか」と、おっしゃっておられたのを思い出す、、、。
さらに、
「日本の伝統の中、鹿と神仏は一緒の環境の中で育まれてきたのである。 だから奈良の都にも鹿がいる」
そうか、、、。 わ、わかります! ならば、宮島に鹿がいるのもうなずける。
糞害の程度は、これこそ主観的なことだから(私には)よくわからない。 しかし、基本的には、鹿を可愛がりたい不肖トーマス青木なのでありますから、糞害なんて聞くと、聞いて逆憤慨するくらいで如何ってことない、、、。
そう、けっして許可されませんが、可能ならば小鹿の1頭や2頭は連れ帰りたいものだ!と、何度も思ったことがあるのです。 我が家の庭に放し飼いしておけば、鹿は自然と草を食む。 結果、夏場の草抜き作業から開放されるのだ。
?
ナヌ? 庭の雑草だけではまともに育たないでああろう?ですって!?
ですです。 そうだ、、、。
ならば、生ごみ(特に野菜類)をしっかりと鹿に与えれば解決するであろうか?
運動不足になるか?
しからば時々再々、鹿の首に縄をつけて、我が団地内を散歩させてやりたいものです!
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<投稿:トーマス青木>
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