宮島のお勧めカフェ「珈琲館・安芸の宮島店」(3)

待つこと、約5分?(本来なら待たせ過ぎか? でもこの時、開店準備中ならば致し方なく、それならば絶対に早いサービスであるか?)
待ちに待った温かいコーヒー! 目の前に現われた・・・
香り高くほろ苦いコーヒーの味わいに、安堵する。 ほんとうに、ほんとうに、ひと心地つく、、、。
「たいへんお待たせしました」
な、なんとオーナー自らのサービスにより、「ミックスサンド」をお持ち下さった、、、。
(開店準備中にて、なにかとお忙しい時に? わざわざ「お持ち下さった」こと、それだけでも来客としてはうれしいものなのです。 見えてくるものあり。 それは、オーナー自ら顧客に対する「ホスピタリティー溢れる姿勢」を感じるのです。
これはサービス業の常識であって、当たり前といえば至極当たり前のこと、、、。
しかし、その当たり前の行為がなかなかできない、平均的な「我国の接客業」の品質の悪さも、あらためて再確認できます。

注文したサンドイッチの出来上がったのは、不肖トーマスの「珈琲館」入店時間から、おおよそ20分あと、開店時間午前9時の15分前。 実はもっと待たされると思っていたのですが、早かった、、、。
こういう時の人間の心理は、おもしろいです。
自分で勝手に「待つ」、と決めた「待ち時間」よりも早くなれば、相当早くなったと感じてうれしくなる。 しかし、思いよりも少しでも遅くなれば、かなり長時間にわたり「待たされた、待った」と感じてしまうのです。
さて、サンドイッチのこと。 「焼きサンド」を基本として、コーヒーゼリーと野菜サラダくっ付き、なかなかお洒落にまとめられている。
「・・・?」
「なんですって? サンドの味ですか? いや、その・・・」
なんだか急いで作ったサンドイッチそのものの! 結果として「不出来な出来栄え」でした。 ご覧の通り、画像手前のサンドは既に一口頬張ったモノ、、、。 食せば食すほど、挟んであるスクランブルエッグ(あるいはボイルドエッグ?)はパラパラと、こぼれて来るからたまらない。 あれよあれよという間に、サンドイッチからはみ出した炒りタマゴ(マッシュされたボイルドエッグ)はあちこちに散らかってしまい、食事マナーなど守りようもなく、まるで躾けの出来ていない「ガキの食事」と見間違われかねない状態となるから、不肖トーマスにして恥ずかしく余りにもみっともない。
話途中なれど、話はもう一度最初に戻る、、、。
この日初めて来店した時、稲田オーナーから発せられた最初の一句は、
「今日から新しく入ったパートの人が来ていますから私自身立ち会っていろいろと指導しながらやっているのです。 だからサンドイッチ作るまでには少し時間掛かります・・・」
てなことでして、本来ならばもっと上手に出来るはず!のもの、急ぎ作られた出来損ないだったのかも知れない、、、。
でも、美味しく頂きました。
朝食をとらずに広島の自宅を出て、はやくも2時間経過。 そろそろ何か食さねばならぬ頃。 胃袋は十分空いているし、全てのタイミング相整った食欲ベストの状態であるから、このサンドイッチは当然ながら「美味しく」頂きました。
あれから何度もお伺いしている「このお店」、ごくごく最近(宮島ヒメボタル観察会の時)友人と一緒に訪れた時、友人の注文は「ツナサンド・セット」でした。 味を聴いたところ、
「これならいける!」
とのこと、、
それなりに、満足していた様子でした。
<・完・・>
(投稿:執事のトーマス)
連載記事(前回掲載分)は、こちらから入れます・・・
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<注>:「珈琲館安芸の宮島店」 代表・稲 田 治
(739-0505)広島県廿日市市宮島町1165-1
TEL/FAX 0829-44-1666
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