日本最初のバス(3):「苦労話は続く・・」

<添付画像-1>:広島市JR横川駅界隈
さあ、本日は第3弾、続投です、、、。
「日本最初のバス」の解説&紙芝居的うんちく・・
前回投稿に続き、以下、広島弁「書き下ろし」の解説を、さらに読み進めていきたい。
<添付画像-2>:解説、第3章+第5章

(三)
バリバリと威勢はエエんじゃが、車はめげてばかりで、どうにもならん。
大きな音の割には スピードは出んし、
ちいと走ったかと思うたら タイヤが直にパンクじゃ。
そのかっこうをみちゃあ、
皆は「うひゃうひゃ、うひゃうひゃ」と大笑いよ。
(四)
結局、その人は車での商売を諦めたんじゃが
当時の広島が凄かったのは、
直に「もっとでかい車を作ろうやあ」と
言い出すもんが出て来たことじゃ。
「手直しして作ろう思うけえ、いけんのじゃ。
一からつくりゃええんじゃ。 そしたら十人でも二十人でものれようがあ」
となり、東京の会社にバスを作ってもらうよう頼んだんじゃ。
<添付画像-3>:解説、第4章+第6章

(五)
頼まれた方は、たいへんじゃ。
なにせ当時は車を作るもんなんかおらんかったんじゃけんのう。
「馬車のように多くの人を乗せる自動車を作れなんて、簡単に言っちゃってよお。
広島の人間はなにを考えているんでい」 とブツブツ文句を言いいながらも、
外国から車のカタログ取り寄せ見よう見マネで作ったそうじゃ。
(六)
半年以上かかったそうじゃが、何とかかんとかバスはできた。
嬉しかった思うでえ。
みんな飛び上がって、喜んだじゃろうてえ。
じゃがのう本当にたいへんじゃったのはそれからじゃったんで・・・・
以上、
壁新聞風「紙芝居的・書下ろし解説」引用、、、。
まあ、こうして見ますと、あらためて「広島弁」の難しさ、分かります。
はやり、方言は、「書き言葉」ではなくて「喋り言葉」である、と、、、。
お互い話している相手を目の前に、遣り取りしながらの会話から、その時々の感情移入あり。 感情移入から「広島訛り」独特のアクセントや間合等在るからこそ、方言は活きてくるのである。 と、あらためて感じます。
読者諸兄姉の中、生粋の広島人に於かれましては、あらためて「お願い」です。
もはや、広島人的方言の素養失いかけている不肖トーマスめに、正調広島弁のご指導方、願い致したく、(必ずしも完璧とは思えない紙芝居セリフ内容)上述文言の「補完」等々、何卒宜しくお願い申上げます。
*人気ブログランキング参加中!

<・続く・・>
(5月23日記事、掲載済み。こちらから入れます・・)
(投稿・編集:執事のトーマス)
* 前投稿記事は、こちらからご参照いただけます・・・
Comment
[60] >お竜さま・・
[59] いつも、素敵な画像ありがとうございます。
こんにちは・・・・・
>方言は、「書き言葉」ではなくて「喋り言葉」である、と、、、。
仰るとおりですね・・・・・
セルジオ・メンデス&ブラジル'66の
「ハーブ・アルバートプレゼンツ」の紙ジャケットが
発売されているんですね。
素敵な情報ありがとうございます。
すみません・・・・・セルジオ・メンデスに
目が行ってしまった、私、お竜をお許し下さい。
>方言は、「書き言葉」ではなくて「喋り言葉」である、と、、、。
仰るとおりですね・・・・・
セルジオ・メンデス&ブラジル'66の
「ハーブ・アルバートプレゼンツ」の紙ジャケットが
発売されているんですね。
素敵な情報ありがとうございます。
すみません・・・・・セルジオ・メンデスに
目が行ってしまった、私、お竜をお許し下さい。
コメントの投稿
Trackback
http://butler13thomas.jp/tb.php/102-a9b0b591
さて、
セルジオメンデス&ブラジル66、、、。
初めてこのLP(当時はレコードだった)を聴いたのは就職して間もない頃、、、。初めてまとまった休暇をとり、友人を訪ねて東京に遊びに行ったときのことです。友人と一緒に日帰りで鎌倉まで足を伸ばし、湘南海岸の「とある喫茶店」に立ち寄った時、そのお店のBGMで流れていたものです。たぶん、1968〜9年頃、6月、梅雨の時分でしょう。
それからブラジルサウンドに嵌ってしまったのです。
セルジオメンデスのLPは、今でも4〜5枚持っていますよ。
すでに高校時代からモダンジャズを聴いており、ボサノバとモダンジャズのブレンドされたものは、ジャズのニューウエーヴとして聞いていましたから珍しくはなかったのですけれど、「ブラジル66」その後のLPの中、大好きなのは何か? それは、今尚耳についてはなれないのは「コンスタントレイン」・・・
なにしろ、梅雨時に湘南海岸の「カフェ」で聴いたから、そのイメージは強く残っているのでしょう。
「セルジオメンデス・ブラジル66」は、今聴いても決して時代遅れにならない第一線級のサウンドです。
四六時中、あの寝惚けた雰囲気を醸し出すボサノバの調子狂ったリズムと平坦なメロディーは、地元のミュージシャンの手に掛からないと、ダメ!我国のルックスを重んじる女性ボサノバ専門歌手の歌い方とバンドマンの取り合わせには、どうもイマイチにて寝惚けすぎた感、無きにしも非ず。 聴いていてメリハリなく、癒されないまでも寛ぐ領域には達せず、逆に気分は苛立ち、聴いていて気分は散漫、いかにも締まりません。
「・・・!」
サイドバーに視線を向けて下さり、そして一言お聞かせ下さり、たいへんありがとうございます。