読書感想文;坂田憲治著「メソポタミア発午前四時」・・・

本日午後2時30分、読了。
本を開く前に、胸をときめかせながら、脳裏に思い浮かんで来たのは中東を舞台にした過去の映画の情景でした。
先ずは半世紀前(もっと前か)に上映された映画『アラビアのロレンス』の美しき砂漠での列車襲撃シーン。はたまた映画『風とライオン』の開幕と同時に繰り広げられたアラブ人部族による領事館襲撃の場面。近くは『Kingdom of Heaven』の終盤ハイライトであるエルサレム攻防戦闘シーン。等々、老兵的ロマンに浸りつつ、いまどきの日本人として『自国民を守るとはどういうことか?』という膨大なテーマを重ね、美しく描きあげられた坂田憲治流文章を、画像または絵画の作品に置き換え鑑賞(すなわち書籍通読の意味)したく、優雅にページを捲り始めました。
最初の項目、プロローグ(3ページ)の書き方は如何か?
入り口は大切です。ページに目を進めて、
驚きました。
「なんとも上手い!」
メソポタミアを脱出するシーンが描かれているのです。
そしていよいよ本文(全文)に入っているのであります。
ここからが大変でした。
「なんとも長い!」
「筆が流れていない、命懸けの緊迫感なく、日本国政府や周囲の企業人に気を使っていて、生々しい雰囲気が文章にて伝わらず、したがって面白くない・・・」
A. 『第一部 戦争との遭遇』(p11~p162)
長く感じる文章が延々と継続するのです。
何度も途中で通読を放棄しようと思ったことか、
そこで、ようやく、
B. 『第二部 メソポタミアとトルコ航空の先にある日本の姿』(p163~p191)
迄、眠くて眠くて堪らない瞼をかろうじて開きながら、辿り着きました。ここからが俄然面白くなります。
さて、
C. 第二部第一章「有事に現れる国の力(米中ロとその他)」(p165~191p)に辿り着いて面白くなり、まもなく佳境に入りました。
D. 第二部第二章「これからの日本」(p193~p210)
本全体のボリュームに対し(c+d / a+b+c+d)=47p / 216p=47ページにて全文の22パーセント弱に込められた著者のエネルギーが満ち溢れ、痛快です。
素晴らしい。
当初の小説風ではなく、毅然として凛とした論文調の締め括りになりました。
読み終えて、
1. いたるところに見受けられる『体言止め』多用に加え、大企業エリートサラリーマンの文面に見受けられる難しい漢字の使い回しと高等な四字熟語の乱発により、格調高さを通り越して漂う我が国特有の大企業的護送船団風『エリート的気取り』から発する悪臭がプンプンと発散し、これ以上ページを捲ることに耐えられない状態に陥りました。が、ようやくフィナーレを迎え、
2. 我が国の国の在り方を述べられており、すなわち我が国日本が『国民と国とを維持存続』していくために必要なものは、『憲法改正』と、国民と官僚の『関係の在り方』を坂田憲治氏の結論の中心に持ってこられています。
3. 多分、最初出だしの8割は著者の日記から引用されているのではないか?またそれに近い存在の文面から纏められたもの。最終的な2割の文面は当書籍発刊を目論んで纏められた(と思われる)、一流の文筆作法にて書き下ろされた超一級の国際政治学論文です。
4. かくして老兵は脱帽、続いて敬礼!
自分の好きなジャンルの書籍だし、わずか4時間もあれば流し読みできる程度の本だ。と思って読み始めたのが大間違いでした。最初は一流企業エリートの護送船団的臭気は拭えなく鬱陶しいけれども、よく書いています。読んで手ごたえのある一冊です。
<トーマス青木>

恥ずかしながら、
確かこれで2度目か?
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